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名作

時間つぶしのつもりで、ふらりと立ち寄った本屋の一角で。
気が付けば片腕に7冊の本を抱え込んでいた。

この年齢で言うのも恥ずかしいけれど、全て漫画。
世界の名作文学が漫画化されたシリーズで
「読んでみたかったけど、手が出なかった」タイトルが目白押しだった。
総タイトル数は、現在30ほど。

購入したものは、

福沢諭吉「学問のすすめ」
新渡戸稲造「武士道」
マキャベリ「君主論」
マルクス「資本論」
ダンテ「神曲」
ゲーテ「ファウスト」
セルバンテス「ドン・キホーテ」

いきなり原著はとっつきにくくても、漫画なら読みやすい。
しかも、漫画とは言え、核となる哲学や訓戒の概念は味わえるので読み応えは十分。
特に、「学問のすすめ」「武士道」「君主論」の内容は、まさに現代の指南書とも言える。
研鑽と経験を積んだ賢人には、確実に未来が見えている。
いや、未来が見えているというより、本物の哲学の真理が普遍なのだ。
時代が移っても、過去の教訓で終わらないのは、
それらの哲学・訓戒には、人が永遠に追求すべき原理が内包されているからだと思う。

ただ、漫画なりエッセイなり、第3者がリメイクしたものでは
その人の視点からの理解と言うことになる。
自分で名著の言葉を咀嚼したいのなら、やっぱり原著で読むべきだろう。




とにかく、面白かった。
by dolcissimokurobe | 2009-04-14 22:54 | Vita
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