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静香のイタリア買物事情

節約してるつもりでも、予想以上に遣ってるものですねぇ。
毎日お小遣い帳を付けてますが、10月、11月ともに予算オーバーしました。
日本と比べて食料品はかなり安いはずなんですけどね。(汗)
イタリアのスーパーは食品の博物館のようで、スーパー内を宝探しするみたいに、
見たことのない食品の単語を覚えながらぐるぐる歩いていると、
あっという間に時間が経って、気がつくとカゴが満杯になってるんです。
ちなみに例を挙げると・・・
モルタデッラ(脂が入った柔らかいハム)500g      →2€
パルミジャーノ(日本で同量だと2000円はするはず)   →3.5€
モッツァレッラ(日本で同量を350円で買ってました) →0.69€
食パン(16枚切。日本の1.5斤くらいかしら)     →0.29€
フラゴリーノ(イチゴの香りのする発泡性の赤ワイン)1瓶→1.69€
             €=161円(これで€がもう少し弱かったら・・・涙)

物価の安さは食料品に留まらず、家電やDVDも手ごろな価格で購入できます。
昨日は久しぶりに衝動買いしました。体重計とドライヤーとDVD3本。
お気に入りの家電屋さんが駅の近くにあるのですが、街の中心の電気屋さんと比べて
破格の安さ。DVDは1本6.9~9.9€。新作もあっという間にこの価格になります。
日本で見逃した映画のDVDをこちらで買い集めています。
(そうそう。イタリアで日本のアニメが6割以上を占めるのは知っていましたが
電気屋さんでこんなにも日本のアニメのDVDを見つけるとは思いませんでした。
「ヴェルサイユのばら」が全話収録5巻セットで29€。これは欲しいぁ。) 
さらにイタリアにいるので体重の増加が心配で体重計も買いました。
さて体重計の価格。4.9€。

それから他にも、満足の買い物と言ったら・・・、子供用ビジュアル百科事典かしら。
本屋の店員さんには「子供用ですが、どなたかへのプレゼントですか?」と言われたけど
子供用とは思えないほどの大充実の内容。宇宙創成、天文学、宗教建造物、地質学、歴史、医学、生物学、人体学等など、分野は多岐にわたり、2500の挿入図と10000語以上の収録、説明も詳細で、全頁フルカラーのハードカバー装丁。
イタリア語の語彙量を増やすために買ったのだけど、子供の頃から図鑑好きの私には
眺めてるだけでも面白い。これで24€はお値打ちでしょ。

ね、ね、ね?安いでしょ?
と言って、ちょくちょく買い物してると、月末予算オーバーするわけですよ。(言い訳)
アジア系留学生の中では断然節約してる方だと思ってましたが
先日、ヤコブに「静香は遣いすぎ!」って言われちゃいました。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-30 19:12 | La vita in Italia

くもり

しばらく日記を更新してませんでした。
何だかとっても疲れていて。理由は説明出来ないのですが、
いや、自分でもその理由を分かってるような、分かっていないような・・・。
イタリアでの生活に疲れたわけでもなく、
かと言って日本に帰りたいと言うわけでもなく。
何でしょう。私はたまに自分の正体が分からなくなることがあるんです。
何がしたいのか、どうしてここへ来たのか、自分の希望や意思が曇って
視界が閉じてしまうことが、時々あります。
「自分」を思うように表現できない現実へのもどかしさからでしょうか。

こんな時は何かに没頭するのがいいと思って
スケッチブックを1冊買いました。


朝靄のペルージャ
霧が出る朝、部屋のバルコニーで出ると
ペルージャの街が、霧の湖に飲み込まれたよう。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-29 19:08 | Il cuore

日本を学ぶ

前にも日記でちらりと書きましたが、外国にいるときほど、日本の美しさ素晴らしさを
痛感する時はありません。
違う対象物を比較したとき、違う環境に身を置いたとき、それぞれの美点も、
またそうでない点も、より明確に分かるものです。生活も、文化も、人も、絵画も。

さてさて、今こうして日記を書いていますが、明日の宿題が脇に控えています。
明日の文化概観の授業で、現代日本の成立について発表しなくてはいけないので、
今日は大学が終わると、ネットポイントに直行してWikipediaで日本の歴史の情報集め。
大量にプリントアウトした資料を、今から目を通してイタリア語でまとめなくては。Wikipediaで日本の歴史を調べているあたり、本当に恥ずかしいことですが
現代社会が大の苦手だった私は、発表できるほどの知識(常識ですね・・・)がない。
前回は、『日本における宗教的、精神的に影響を与えた、または与えている
場所、人物、文化』について発表しなくてはならなかったときも、ネットフル活用。
授業ではもちろんイタリアの歴史・文化概観が中心ですが、大好きな先生Maricaは
時々こうして生徒達に自国の文化について発表させてくれます。
幸か不幸か、クラスには、日本人は私を含めて2人のみ。
出しゃばりの私は、へたくそなイタリア語でも発言好き。
日本人として恥ずかしくないよう、他の国の生徒にも興味を持ってもらえるような
発表をしたいとは思ってます。

外国にいると、当然のことですが、相手は私を一女性としてだけでなく、
「日本人」として見てきます。前にも書きましたが、語学の上達に大切なのは
自分の考えやアイデンティティを伝えようとする熱意、相手と自分の相違を
理解しようとする熱意だと思っています。
日本人以上に、しっかりとした考えと個性を持っている外国の学生。
言葉の表現力の低さだけでなく、自分自身が己の考えやアイデンティティを
持っていなければ、それを伝えようとしなければ、ただ授業でうつむいているだけ
になってしまいます。そんな風にはなりたくない。
「日本人」としてイタリアをどう見つめるか、相手に「日本」をどう見てもらうか。
そのためには、「日本」について、今、もう一度学び直さなければ。
受験のためではなく、外国で「日本」を伝えるためにね♪
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by dolcissimokurobe | 2007-11-17 18:32 | Il cuore

ミケーラの家

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先週末の土日で、クラスメイトのルーマニアの女の子ミケーラの家に
泊まりに行きました。彼女は25歳とまだまだ若いのだけど、3年前に結婚して、
今では主婦と学生の両立に励んでいます。
クラスの誰もが「彼女がクラスで一番出来る子」と思ってます。
同じラテン語から派生してるため、イタリア語とルーマニア語は
とてもよく似ていますが、彼女は本当に勉強家です。
彼女以上に勉強しなくちゃいけない生徒達こそやるべき自主作文まで
自ら提出しています。一緒に本屋さんに行ったときも、彼女の読んだ本の量に
驚かされました。5歳も年上なのに、こちらが恥ずかしくなるほど。
もちろん彼女のようにイタリア語を操ることは出来ませんが、負けず嫌いの私は
いつもいい刺激を受けています。特に二人が好きな歴史や文化の話になると、
話したいことが沢山出てきて、気持ちは高揚するのだけど、言葉も表現も
ついていかないのが、もどかしくてもどかしくて。
結局二人ともくすくす笑って「来年には、この話題で沢山語ろうね」
なんて約束したりしています。
彼女はPerigiaには住んでおらず、近郊の街Marscianoから毎日バスで
1時間かけて大学に通っています。

2日間彼女の家にごやっかいになっていた間、四六時中食べて続けていました。
だって彼女の作るルーマニア料理があまりにも美味しいのだもの。
穏やかでとっても頼りになる旦那さんも料理が上手で、暖炉を使った焼き物や、
豪快な魚料理はお手の物。サラミやソーセージまで作るそうです。
本当に素敵なカップルで羨ましくなっちゃいました。
それから、週末だったせいか、入れ替わり立ち代り友人がミケーラの家に
訪ねてきて、広い家はほぼパーティー会場状態。
ルーマニア語がイタリア語に似てることに加え、みんな5年以上イタリアに
住んでるものだから、イタリア語で喋るのが早いのなんのって。
Umbria州なまりの高速イタリア語にお手上げでした。(笑)

ここイタリアに来てからというもの。手作りのポーランド料理、中華料理、
イタリア料理、ルーマニア料理と、いろんな国籍の料理を堪能しているような
気がします。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-12 00:18 | La gente

時間

前回日記を更新して、あっと言う間に一週間が過ぎました。
先週は別れあり、新しい出会いあり、と目まぐるしい一週間でした。
こちらに来てからというもの日本にいて仕事をしているときよりも、
時の流れを早く感じます。
以前、関口知宏さんが番組の中で「旅は出会いと別れの繰り返し。人生の縮図のようだ」と言っていたのを思い出しました。
日常の中にいると、つい忘れがちな1日の大切さ、一期一会の大切さ。
奇跡のような偶然が、今日という時間を作り出してくれていることを、
つい当たり前のことだと受け流しながら毎日を過ごしてしまう。

この留学でも、きっと出会いと別れが多いはず。
イタリア語の勉強を始めた2年前から、一年という時間の早さを痛感してきたけれど
こちらに来てからというもの、1ヶ月、1週間、いや1日の時間の大切さを
否が応でも身につまされるように感じています。
時間は全てのものに平等に与えられているけれど、一日をどう使おうと、
容赦なく一日は終わる。この当たり前のことを、改めて気づかせてくれただけでも
外国で生活する意味は十分にあると思いました。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-08 02:56

近況報告11月

引越しをして1週間。
・・・。先週あんなに泣いたのが恥ずかしいくらい、今ではすっかり新しい家で
快適に暮らしています。ご心配をおかけした方、すみません・・・。
以前、授業で先生が「Perugino(ペルージャ市民)は、最初とても相手を警戒する性質を持ってます」と言っていたけれど、それだったのかしら。
この家は、街の中心地にあって立地条件はピカイチです。高台にあるので、
部屋のバルコニーからの眺めは最高だし、部屋も広くて暖かい。
寒がりの私には死活問題の日当たりも、言うまでもなく良好なんです。
イタリア人の家族と同居で、お嫁さん(多分50歳くらい)と旦那さん
(現在ご病気)、とそのお姉さんとお母さんの4人暮らしで、
(恐らく結婚している)息子さんがたまに実家に帰ってきます。今日初めて会いました。

とにかく、毎日、迷惑を掛けちゃいけないと、夜中帰宅するときは抜き足差し足・・・
朝早く学校に行くときも忍び足・・・。
キッチンは片付けながら料理をして、終了後は元よりも綺麗に掃除する。
部屋の掃除も毎日こまめにちょこちょこと。
まぁ、結構気を遣ってはいますけどね。カタリーナと一緒に住んでいたときも
それなりに気を遣ってはいましたから、外国で生活するって、やっぱり多少の気苦労は
仕方ないと思うんです。形はそれこそ違っても、きっと誰もが気苦労をしてるはず。
それでも、ここは始終静かで、夜ゆっくり休むのにも、部屋で勉強するのにも
とてもいい環境です。この家では渇望していたネット接続が不可能なので
やることと言ったら、勉強か読書か家計簿の計算くらい。

それに、お母さん(おばあちゃん)がよく私の心配をしてくれて、
朝学校に行くときも「ちゃんと暖かくしていくのよ」って、
いつも笑顔で送り出してくれます。さっきは、柿(イタリア語でもKAKIなの)
をいただいて、一口かじって、甘くて懐かしくて嬉しくなっちゃいました。
ちょくちょくピザやフリット、デザートもご馳走になってるので、
家も学校の近くになったことだし、体重の増加が心配です・・・。

という具合に、何とか新しい家での生活にも馴染んできました。
心配してくださった方々、本当にどうもありがとうございます。


私の部屋のバルコニーからの眺め。綺麗でしょ?
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by dolcissimokurobe | 2007-11-07 23:51

静かな夜のはずが

11月2日の夜。さっき買ったばかりのフラゴリーノを抱えて、夜の街を一人
走っていました。待ち合わせは22時、サン・エルコラーノ教会の階段の下。
一月同じクラスだったスペイン人のスザンナが、彼女の家でミニパーティーを
開催するということで私を含めクラスメイトを数人呼んでくれたのです。
小さめの部屋に入りきらんばかりのスザンナの友達が集まっていました。
ほとんどがスペイン人。みんな私より大分若そうだし、とっても元気。
南イタリアといい、スペインといい、私達日本人が想像するラテンの典型ですね。
手作りのサングリア(お酒に弱い私でもサングリアとフラゴリーノは大好き!)
とラテンの音楽で、私達がすっかり宵がまわって、いい気分になっていた頃。
正に同じ夜の、同じ時間帯。街の中心地の反対側の一角で、
凄惨な殺人事件が起きていたなんて誰が想像できたでしょうか。
被害者は、同じ大学に通う22歳のイギリス人の女の子。犯人と想定される人物は
捕まりましたが、他にも容疑がかけられている学生が複数いて、それぞれの証言に
確証がないため、事件は未だ謎に包まれています。
残念なことに、日本では凄惨な殺人事件はそう珍しくないですが、
ペルージャの人々は、この静かな学園都市で初めて起きた殺人事件に
ショックを隠せないようです。
事件が報道された翌週、遅い授業が終わって、クラスメイトの中国出身のアンシンと
すっかり夜の闇に包まれた街を歩いていたとき、大聖堂の大階段にいくつもの
赤いろうそくが被害者の女の子を弔うために灯されているのを見つけました。
被害者の彼女に会ったことはないけれど、同じ大学に通う学生として他人事とは
思えません。二人で赤いろうそくを見つめてから、しばらく黙祷しました。
遠く離れた母国で心配してくれている家族を思えば、外国で軽はずみな行動は
当然避けなければいけません。
一日も早く真相が判明しますように。彼女の冥福を祈ります。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-03 02:34

温かい中華料理

引越しの時に全ての荷物を運びきることが出来なかったので、
まだ前の家に残っているヤコブの部屋に私の荷物を置かせてもらっていました。
その荷物を今日学校帰りに取りに行くため、一日振りに前の家へ。
たった一日しか経っていないのに、一ヶ月通った道が懐かしくて。
数日前までは「大学まで遠い遠い」って文句言ってたのに、
今日は公園を横切る長い坂道が愛しくて仕方ありません。
カタリーナと一緒に何度も通った道。
家のインターホンを鳴らすと、ヤコブが出てきて、さっそく「今度の家はどう?」と。
「うーん。いろいろあるよ。」私が新しい家の規則を話し始めると、
彼も顔をしかめて「そりゃあちょっと辛いね」って。それから、
「これからだって、静香がこの家に来たくなったときに、いつでも来ていいんだからね。」
あんなにからかったのに、なんて優しいの。ありがとう、ヤコブ。

「おなか空いてない?何か作るから食べていきなよ。」
台所に入ると、彼はいつものように手際よくフライパンを振って、
オリジナル中華料理を作り始めました。
「僕のパソコンでもいじっててよ。今ネット繋がってるから」と言ってくれたんだけど
手持ち無沙汰だし、私も手伝うことに。
キッチンに一緒に立って、いつものように学校の話や、中国や日本の話をしながら
私は下準備のお手伝い。
いつもは一品しか作らないのに、冷蔵庫からあれこれ出して3品も作ってくれている。
白いご飯ももうすぐ炊きあがる。
昨日あれだけ泣いたのに、また涙が眼球の後ろあたりまで上ってきていました。
「トマト何個要るの?」と聞こうとして、言葉に詰まってしまった。
恋愛ドラマにありそうなこのシチュエーション。お決まりのように女性が泣く。
はい、はい、泣きましたよ。ぼろぼろと。
「寂しいから泣いてるんじゃないの。こんなに親切にしてくれて嬉しかったから。」
あらら、これまた少女漫画に出てきそうなセリフ。
キッチンペーパーを目に当ててボロボロ泣いてたら、ヤコブが肩をポンポンと叩いて
3品の料理が出来上がりました。
弟みたいに可愛いヤコブと、ほっとするアジアの味付けの料理と白米。
楽しい思い出が残るこの家に帰ってきて、心からほっとしました。
外国で生活を始めて一ヶ月。こんな風にほっと出来る場所があって嬉しいな。

出発する前も、到着してからも、いろんな人から親切にしてもらったこの一ヶ月。
この留学で一番多く知ることになるのが、友人の優しさとありがたさかもしれません。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-02 21:09 | Il cuore

初めてのお引越し

カタリーナを見送った日は、私にとっても引越しの日でした。
前の家の大家さんが荷物運びを手伝ってくれ、新しい家にいよいよ入居です。
クローゼットや引き出しに手荷物を片付けて一息ついていると
新しいこの家の大家さんが入ってきて、入居にあたっての諸説明が始まりました。
今度の家は、大家さんの家に間借りさせてもらう、つまり同居になるわけで
思っていた以上に気を遣わなくてはならない生活になりそうです。
大家さんは、この家の奥さんで恐らく50歳手前くらい。
口調に柔らかさがなく家の決まりごとを淡々と説明していました。
同居も本当にビジネスと割り切った感じ。
契約時には繋がると言っていたネットもあっさり「繋がらないみたいね」の一言で終了。
キッチンや電気の使用に関してもも結構厳しく言われ
(いや、そんな風に感じただけなのだけど。まだイタリア語では意味を理解するのが
やっとで、言葉のニュアンスまでは理解出来ないものだから・・・。)
彼女が去って、部屋で一人でいると目から涙が。
一度涙のバケツに穴が開くと止まらない私。
そんな泣くようなことでもないのだけれど、カタリーナとお別れした寂しさや
住み慣れた家を離れた寂しさが後押しして、ぼろぼろ泣いてしまったのだと思います。
人間って失って初めて無くしてしまったものの輝きを知る生き物じゃないですか?
カタリーナとヤコブとの生活がいかに自由だったか、好きな時間に好きな料理を作って
毎晩浴槽にたっぷりお湯をためて温まって、映画を観て、音楽を聴いて、ワインを飲んで
ドルチェをつまんで、毎週コンサートに出かけて、同レベルでも毎日イタリア語で
おしゃべりして・・・。
ああ、もう止まらない。勝手に思い出が蘇ってきて、涙が後から後から出てくるんだもの。
本来ならイタリアに着いて数日目で流すはずの涙を今流してるようだわ。
部屋でしばらくベソベソやって、それから気を取り直して部屋を出て、
到着後しばらくお世話になったネットポイントに向かいました。
自分のブログをチェックすると、初めて家族からの書き込みがあり、
母からの優しい言葉を読んで、またまた滝のような涙を流してしまいました。(恥ずかし)
散々泣いたかと思いきや、今度は友人のゆうこちゃんに甘えて、
彼女の部屋に押しかけ(かなり迷惑)、温かいカフェラッテとクッキーを
ご馳走になりながら、初めて彼女のピアノを聴かせてもらい、すっかり元気になりました。
(練習邪魔して本当にごめんね・・・。)
まだ引越しして一日目だもの。これから、これから。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-01 22:07 | La vita in Italia

一つの節目

昨日は3人で過ごす最後の夜。
カタリーナとヤコブの3人で夜ピッツェリアにピザを食べに行きました。
イタリアに来てから「寂しい」とい気持ちの部屋に鍵を掛けるようになって
遠く離れているもの、去っていってしまうものをなるべく恋しがらないように
していたんですが、それでもこの日を迎えるまでの数日間、確実にじわじわと
寂しい気持ちが膨らんできていました。
この家は何だか問題もいろいろあったけど、今となると浮かんでくるのは
楽しかった思い出ばかり。発つときってこういうものですよね。
明日からカタリーナはもうPerugiaにいないし、二人でヤコブをからかうことも、
寝る前にベッドにもぐりこんで温めたワインを一緒に飲むこともなくなるわけです。
寂しくなるに決まってます。
「明日の朝、私も早く起きるよ。駅まで見送りたい。」
と言うと、カタリーナは初め悪いからいいよって言っていたけど、
しばらくして「本当にいいの?すごく嬉しい」って笑って、それからいつも彼女が私に
くれる言葉を繰り返しました。
「Sei il mio tesoro.」(あなたは私の宝物)
初めて言われたときは、それは恋人同士が使うんじゃ・・・って
思ったけど、彼女は「Grazie」の後に、よくこの言葉を使うんです。

朝起きるともうカタリーナは起きていて、最後の荷造りをしていました。
カフェオレを作って手渡すと荷造りが終わったらしく、
腰掛けてこの1ヶ月を反芻してるのか、ぼんやりとベッドを眺め、
それから静かに「ここを発ちたくない」とポツリ。
それを聞いて、「本当に行っちゃうんだなぁ」と私もうつむいてしまいました。
駅まで歩いて15分。列車の出発まで10分くらいあったけれど、
一月毎日一緒にいた友達とのお別れの時はあっという間にきて、
最後はやっぱり泣いちゃいました。

駅から家まで戻る道は、一本道で紅葉した街路樹が続いています。
冷え込んだ朝の空気の中を、まぶしいくらいの朝日が紅葉した枝葉を透けて
一本道の地面を照らしていました。いつもの静かな朝の風景を見つめながら、
昨日までとまた違う毎日が今日から始まることを感じていました。

本来ならきっと不安で一杯のはずの1ヶ月目。
カタリーナとヤコブとの3人の生活は、30日間一日一日がTesoroでした。
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by dolcissimokurobe | 2007-11-01 12:06 | La vita in Italia