カテゴリ:Il viaggio( 55 )

哀愁の街リスボン

ヨーロッパの街に漂う空気には香りがある。

ヨーロッパ10カ国旅をしたけど、それぞれの国にそれぞれの香りがある。
空気の色、香り、音。肌に触れる風、おでこにあたる陽の光。

根本的に影のない性格の私には
(真面目らしいけど、シリアスではないみたい。つまり単純ってこと!)
哀愁の香りがする空気には、その空気の中に溶け合うというよりは、
元気一杯イタリア産の太陽を受けた心が、哀愁に免疫がないせいか
化学反応を起こして、きゅ、きゅ、きゅーーーーんとなる。わかる?

リスボンの街を包む哀愁の香りは、どこか東欧思わせるもの悲しさがあるのに
それだけじゃない。
もっと広い世界の、大航海の、いや、そうじゃなくて、
アラビアとか、インドとか、日本とか、ヨーロッパと全く違う異国の空気が
エキゾチックに混じりあってる感じ。
そう、私の大好きな港町長崎に少し似ているような。
遠い遠い東の果ての日本の香りを、ここ西の果てのリスボンで感じるなんて
世界は、本当に近くなったものです。

発見のモニュメント
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ずっと乗りたかった路面電車。
リスボンに着いてから「乗りたい、乗りたい、乗りたい」を連発。
昔から路面電車&港町の組み合わせが大好きなんです。
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by dolcissimokurobe | 2008-10-16 01:09 | Il viaggio

ポルトガル 

巡礼を始める前に、あやちゃんとマドリードのBarで朝食を取りながら
「ねぇ、巡礼終わったらポルトガル行かない?」と突如ポルトガル旅行を決めた。

「巡礼後に、ファド(ポルトガル歌謡)聞いたら、染みちゃうんじゃない?」
「染みちゃおうよ♪染みちゃおうよ♪」

ファドも素敵だったけれど、私達にはロカ岬で二人の次なる夢を宣誓したことの方が
印象的だったかな。
岬は今まで沢山の場所で見てきたけれど、何だかここの岬は特別だ。
大航海時代、まだ見ぬ大海を前に新しい陸を求めて、
開拓者達が海原に漕ぎ出していったこのロカ岬に立つと
自分にも開拓者の魂がのり移ったように冒険心に胸が膨らむのを感じる。

「よーーーーし!!次の私達の目標は、インド巡礼だーーーー!!(ホント?)」
「その前に、まずは腹ごしらえっと。」
真っ青な空と海を前に、甘ーい甘ーいポルトガル菓子をほおばった。


リスボン・ジェロニモス修道院と発見のモニュメント前の舗床世界地図c0134035_21285987.jpg


























世界を知ることは楽しい。言葉の違う人と話すのが楽しい。
日本をもっと知って、それからまた世界に旅立ちたい。c0134035_21325682.jpg



















次はインドだー!
日本に帰国したら二人ヒンディー語のテキスト買いに行こうね♪
外国語を一つ学びはじめると、いきなり世界が広がるから面白いのよね。
その道のりは例え長くても、収穫するものが多いの何のって。c0134035_21481852.jpg
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by dolcissimokurobe | 2008-10-14 21:51 | Il viaggio

Sardegna 5

攻防線でちゅ。
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オニイサン、恋の悩みですか?
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by dolcissimokurobe | 2008-09-29 22:50 | Il viaggio

Sardegna 4

切り立った崖に立たされると、先がよく見えるものです。
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焼けた肌の上に今年の夏の思い出。
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by dolcissimokurobe | 2008-09-29 22:39 | Il viaggio

Sardegna 3

Algheroとネプチューン洞窟を往復する船の船員さん。
他にも3人いて、5人と仲良しになったら、
私の手をひっぱって、操縦室に連れて行って
船の操縦を私にやらせてくれました♪
サルデーニャの忘れられない思い出。
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by dolcissimokurobe | 2008-09-29 22:29 | Il viaggio

Sardegna 2

いいお腹してるね♪

74歳のイタリア男性が、そういえば言ってたなー。
「Senza pancia, senza soldi」
(腹の出てない男に金はなし)とでも、訳しておこうかしら。名言じゃ。
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浜辺でのラーメンは、すこぶる旨いものです。あったまるよ。
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by dolcissimokurobe | 2008-09-29 22:11 | Il viaggio

Sardegna

スペイン巡礼前後は、てんやわんやでブログ更新どころではなかったので
そう言えばサルデーニャ旅行について何も書いてなかったことを
今になって思い出す。

ずーーっと、ずーーーーっと憧れていたサルデーニャ。
基本的に一人旅が好きな私でも、さすがにサルデーニャの美しいビーチに
一人でいるのはいかがなものかと思い、ジョセフとセレーナ、エリカを
誘って4人で行くことにした。

みんなが試験期間中なこともあって
宿の予約から、船の手配、鉄道やバスの時刻表チェックを一人で進めて、
旅のしおりを作ったりと、結構はりきっていた。
「一番年長なんだし」とちょっと肩肘張りすぎたのか
私の誘導をよそに、旅半ばには、みんなバッラバラになってきて、
そしたら何だかもうどうでもよくなった私。

まるで牡牛のように自分の進みたい方向にまっしぐらだったジョセフ、
女3人でからかいすぎて、かなり気を悪くしていたジョセフに
必死に付き添ってくれたセレーナ、
ペルージャで一番長く一緒にいるから私の性格を理解していて
話をずっと聞いてくれたエリカ。
一人旅はそりゃあ楽チンだけれど、みんなですったもんだするもの悪くない。
今こうして、みんなでモメた思い出こそが一番楽しい思い出になってるから。

結局、私が一番子供だったのかもね。


6月27日 Perugia→鉄道→Civitavecchia→船→Olbia(Sardegna)
6月28日 Olbia→鉄道→Cagliari Cagliari観光
       地元女性のプライベートルームで、みんなで我が家のようにくつろぐ。
6月29日 Cagliari  ビーチへ(ビーチパラソル問題を巡って1男対3女の冷戦(笑))
6月30日 Cagliari→鉄道→Sassari→バス→Alghero
       Alghero観光 →船→Grotta di Nettuno
       (洞窟。インディジョーンズの世界!)
7月1日  朝ビーチへ Alghero→バス→Sassari観光→鉄道→Olbia
7月2日  前夜エリカと夜中までガールズトーク
       (?!だってエリカがそう言ってたんだも~ん)
       で翌日二人とも大寝坊!年長者として張り切ってた私、
       面目ありませんでした・・・。
       でも、この寝坊こそがSardegna最高のビーチ、Alcipelago di
       Maddalenaへ私達を導いてくれました!ふふん。(反省ゼロ)
       Olbia→バス→Palau→マッダレーナ諸島クルーズ
       (こんなに美しい海は見たことない!!)→Palau経由でOlbiaへ
7月3日 Olbia→船→Civitavecchia→鉄道→Roma

      Sardegnaの人はとっても親切だし、海の幸はすっごく美味しいし
      何と言っても、海がきれーーーーーーーーい!!
      イタリアに夏来たら、絶対行くべし!!
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by dolcissimokurobe | 2008-09-29 21:54 | Il viaggio

プエンテ・ラ・レイナの牛追い祭り

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巡礼一日目にして(だからこそ?)、思い切り楽しんだ夜。
巡礼と言うものを初めて体験して、まだ筋肉痛も現れず、
巡礼の厳しさを知らないからこそ、
思い切り飲んで、思い切り笑って、思い切り歌って踊って、笑えたのかも。

私がすすんで飲みたがる数少ないお酒、サングリア。
フルーツ果汁たっぷりの甘くてジューシーなスペイン生まれのお酒。

25キロ歩き終わって程よい疲れを感じている身体と、乾いた喉に気持ちよく効いて
気がつけば、(私には珍しく)6杯空けていた。
アルコールが頭まで巡って、いい気分。
BAR店内の客を守るために張られた鉄格子の外にふらふらと出ると、
ものすごい勢いで牡牛が通りを走っていく。
カメラを持って牛を追うことに夢中になってると、「危ないじゃない!」と
地元客のおじさんにネコ掴みされる私。
店内に連れ戻されて、振り向くと何やら天使のような綺麗な声。
6人のおじいさん達の即興アカペラ。
お酒が効いて、いよいよ全開になってきた私が、
「Bella voce!!」とイタリア語で連発すると
おじいさん達もさらに上機嫌になって、私にも輪に入って一緒に歌えと言う。
「スペイン語の歌なんて分からないよ~」と言いながら
おじいさん達の口の動きを真似ながら加勢。肩組んで、大声で一緒に歌う。
嬉しくって楽しくって笑いが止まらない。
今度は広場に連れ出されて、タンゴやらチャチャやら踊りながらぐるぐる回されて
目が回るわ、酔いが頭にまで回るわで、もう分けが分からなくなってくる。
気がついたら、巡礼宿に帰る坂道の上に、ミヒャエル、あやちゃんと3人で腰掛けて、
星降るような満天の星空を見上げていた。

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そうそう。一緒に歌って踊った地元のおじさんが、「今夜の記念に」と
このお祭りで地元の人が毎年首に巻く、ナバーラ王国の紋章入りの
赤いスカーフを私にプレゼントしてくれました。大切にします。
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by dolcissimokurobe | 2008-09-17 22:48 | Il viaggio

巡礼宿2

巡礼宿の前で、宿が開くのを待っている巡礼者達
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6~7時間の巡礼が終わって、宿に着いて、まずすることは、シャワー。
→洗濯→足の治療→昼寝→ご飯
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修道院運営の巡礼宿。ここのシスター達の優しさにホっ。
ベッドで日記を書くあやちゃん。
手前のペットボトル左は、私の特濃ポカリ。
荷物を早く減らすためにダブルブレンド。1本560kcal(がーん)
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by dolcissimokurobe | 2008-09-17 19:21 | Il viaggio

巡礼宿

私達が巡礼中お世話になったのが、この巡礼宿。
宗教施設や巡礼支援団体が運営している公営の巡礼宿と私営のものがある。
公営のものは、タダから最大でも8€。大概、3~6€と超格安。私営でも4~8€。
アコモデーションが他のヨーロッパ諸国と比べて、かなり低価格のスペインでも
ペンションが30€はするから(ここで「HOTEL」というものは論外)、巡礼者が
痛い足に鞭打ってでも巡礼宿のベッドをゲットしようとするのが頷ける。

さて、部屋の具合はどんなものかというと・・・
ピンからキリまで(あくまでも低~いレベルの話。)あるけれど、私達が気に入った
Foncebadon(峠の頂上)の巡礼宿は、山小屋風で、天窓付の屋根裏部屋にマットが
敷いてあって、巡礼者みんな一緒に床に寝る。修学旅行さながらで、なかなか風情が
あってよい。Pamplonaの巡礼宿も改装したててで近代的で清潔だった。
それに対して、イマイチだったのがSamosの宿。宗教施設の入り口をくぐったらすぐ、
大きな部屋があって、まるで戦時中の病院のように鉄パイプの簡易ベッドがずらっと
並んでいる。ちょっと薄暗くて、ベッドも何だかベタっとして快適ではなかった。
Portomarinの宿も、一見綺麗なのだけど、部屋の中が所謂「男臭(3姉妹育ちなので
あまり免疫がない)」で充満していて、湿気たっぷりのこの宿で奇妙な虫に食われ
まくった巡礼者が大勢いた。

巡礼宿に男女の区別はなく、老若男女こったまぜでみんなが一緒の部屋に寝る。
おじさんのパンツ一丁姿も見慣れたし、振り向けば美女がTシャツを脱いでいる。
夜中のおじさん達のイビキは雷のようだし(らしい。爆睡中の私は何も聞こえ
なかったけど)、カップル巡礼はベッドの上でキスの嵐。韓国人の女の子ミジョンは、
そのキスの吸い付く音で眠れなかったらしい。巡礼宿が大平鍋で用意してくれた
激うまパエリアも、イングランドの王子様風の青年の隣に座ってドキドキして
喉を通らなかったこともある。
でも、老若男女ごったまぜだからこそ仲良しになった巡礼者達と、
キッチンでみんなで一緒にご飯を作ったり、ギターを持ってきた巡礼者達が即興で
競演コンサートを始めて、年配の人達まで歌って踊りだしたりと、HOTELや
PENSIONに泊まったら絶対味わえない楽しみが巡礼宿にはある。

しかし、巡礼路がゴールに近くなればなるほど、巡礼者の数が増えていくため、
ある問題が生じる。つまり、巡礼者の数は増えても、巡礼宿のベッド数は限られ
いるということ。全員がサンジャン・ピエ・ド・ポーから始めるわけではなく、
コンポステラーノ(巡礼証明書)が発行される最少距離の100㎞地点から始める
巡礼者が多いのだ。こうなると、巡礼宿のベッドは争奪戦。血も涙もない戦いとなる。
私とあやちゃんはこの現象を「路上の友、宿の敵」と呼んでいる。Sariaあたりで
巡礼を始めたばかりのTシャツもリュックもスニーカーもぴかぴかの元気な巡礼者は
足取りも軽く、3つの峠を越えて、400㎞以上歩いて足がボロボロの私達をさっさと
抜かしていく。どんなに足が痛くても、休憩を長引かせれば、目指す目的地の巡礼宿
ベッドが一つ減る。そう思うと、おちおち休んでもいられず、足を引きずってでも
歩き続けることになるわけだ。
元気印の新巡礼者達に抜かされないためには、もう早起きしかない。巡礼終盤もう
疲れと痛みでヨレヨレでも、起床時間がだんだんPazzescoな時間帯になっていく。
5時に起きて(4時起きのもっと頭のおかしな巡礼者もいたけど)、真っ暗なトイレで準備。
両手に出した日焼け止めクリームを洗顔するように大雑把に顔にこすり付けてると、
隣で、道路工事の労働者のようにヘッドライトをして鏡に向かってコンタクトを
入れている巡礼者がいる。手に残った日焼け止めクリームをヘアワックス代わりに
頭にも撫で付けて髪を整えて、さあ出発。
6時前だから、外は真っ暗。懐中電灯を頼りに、満天の星空の下、あるいは濃霧の中、
おばけの出そうな(おばけ大嫌い。だから頭から寝袋をかぶってた。)
山道を歩き始めることになった。
巡礼宿ベッドをめぐる熾烈な戦いの厳しさを理解していない巡礼者達は、当然ベッドを
失い、キッチンや宿の門内(屋外)で眠る羽目になり、朝一番に宿を出発する私達が、
そうした床で眠る巡礼者達を暗闇の中で踏みそうになるのだ。

巡礼路と同じくらい沢山の思い出が残る巡礼宿。
巡礼者を証明するクレデンシャルがないと泊まれませんよ。え?泊まりたくない?



巡礼のあとは、巡礼宿のプールサイドの芝生でのんびり。
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歩き足りないと言わんばかりに、部屋でさらに筋トレする巡礼者(信じられん!)
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万国旗のように風にはためく洗濯物
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by dolcissimokurobe | 2008-09-17 19:08 | Il viaggio