カテゴリ:L'album da disegno( 5 )

好きこそものの上手なれ?!

「好き」だけで上手くなれたら天才である。
(そもそも天才なんているのかな?)
世の中そんなに甘くないのである。
もちろん「好き」の気持ちは必須要素だけど
それだけじゃもちろん上手にはならない。

好きだからこそ、ものすごい集中力で取り組んで
ああしてみようだの、やれこうしてみようだの
時間も手間も惜しまずに、全エネルギーを注ぎ込めるのだと思う。
そして、多くの試みと、多くの失敗。それでも、めげずに改善をはかる。
そうした経験と情熱こそが、やがて独自の勘を研ぎ澄まして
センスを磨き、やがて確立した己の手法をもって、
身体から生まれるエネルギーを具現化していくような気がする。

この頃、この手の話を耳にする。

写真の雑誌をパラパラとめくれば
「写真の場合、量のない質はありえない。」という写真家の言葉。
(つまり、上手くなりたきゃ撮りまくれ)

音楽的才能ゼロの私にとって、作曲なんてまさに神業。
でも、関口知宏さんに言わせれば
「凡人の僕でも作曲できるようになったのは音楽への執念と情熱です。」
執念を貫けば作曲もできるものなのかしら?と半信半疑の私に
先日鎌倉に一緒に出かけた心裕くんも、やっぱり執念だと言う。

そして我がパパさんは、料理人でも研究者でもないのに
今では他のメーカーさんも何とかして聞き出したいマル秘の製法を
数々編み出しているのだけど
その開発のためにかける試作の回数は半端じゃないし、
詳細な研究過程記録は脱帽もの。
また、商いをする以上、取引先の経営状況も見通す目が必要なのだけど
これも経験から養われるものと言う。

何かを上手になりたい、何かが出来るようになりたいと思うなら
「好きなんだけど、なかなか時間がとれなくて」など言い訳してる暇はなく
勘とセンスを磨くために、ひたすら試作、失敗、改良の繰り返しを続けるしかないようだ。


今回納得の出来ではなかったけれど
「今日の失敗は明日の成功」と思って、まずは№.100までは頑張ろうかな。

            №.4
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簿記学校一日目終了。
始めはやっぱり楽しいね。
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by dolcissimokurobe | 2009-03-03 23:04 | L'album da disegno

帰国後 初デッサン

12月の旅行中、記念にと自分にも土産を購入した。
ブリュッセルでふらりと立ち寄った本屋さんのウィンドウに飾ってあった白黒写真集と
パリの画材屋さんで見つけたデッサン用鉛筆12本セット。

白黒写真が好きなので、勉強になるだろうと購入したのだけど
古き良き時代の恋人達を被写体にした、その写真集は
どのカットもとってもオシャレで、デッサンの練習用にしてもいいと思った。

今日の午後は久しぶりに絵でも描くかと、
カフェラッテをちびちびやりながら、イタリアドラマを流しっぱなしにして、
部屋にこもった。
集中力は最大3時間まで。

このペースなら、仕事が始まっても時間を見つけては
デッサンの練習ができるかもしれない。

   No.3
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by dolcissimokurobe | 2009-02-09 18:16 | L'album da disegno

デッサン2

帰国まで残すところ3ヶ月を切って、道を歩けばレンガ色の壁にほおずりして
しまうほどペルージャが恋しくて寂しくて気持ちが沈んでいたとき、
「私にとって3ヶ月は始まりのときでした。何もかもがわくわくで。」と言ってくれた
友人からの温かいメールで、あっさりと急浮上した単純な私。
今は、本当に彼女の言うとおりだったと思う。

もう帰国だから・・・と夏から延ばし延ばしにしていたアトリエ通いも、
通い始めたら楽しくて、週に一度の自分が一番集中できる時間になっている。
先生や他の生徒さんから褒められると、小学生のように喜んでしまう。

実は、中学生まではクラスによくいるちょっと絵の上手い子だった。
でも、高校に入ったら美大目指してる子とか美術部の子の方がずっとずっと上手で、
何となく気がつけば絵をもう描かなくなっていた。
日本でもアトリエとか通ってみようかと思ったこともあったけど、なかなか腰が上がらず
かと言って「独学で」というのも、これまた億劫がってしまっていた。
当然上手くなるわけもなく、好きでずっと描き続けてる関口知宏さんの温かいスケッチに
憧れるだけで、何だかきっかけもなくここまできてしまった。

「イタリアで絵が好きな人と一緒の時間を共有できればいい」と帰国まで残り2ヶ月
の時期に、こうして通い始めたのだけど、やっぱり絵を描くのが好きだということに
改めて気がついて、日本に帰国しても絵も写真もずっと続けたいと思う。
彼女が言ってくれたように、残された時間とか、もう今更遅いとか、
そういうのって関係ないんだなって。
好きだったら、やってみたかったら、「今」から始めたっていいんだもの。

いつも両手を広げて迎えてくれるアトリエの先生の淹れてくれる
美味しいお茶も楽しみの一つなのだけど。

No.2
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by dolcissimokurobe | 2008-12-01 23:55 | L'album da disegno

デッサン教室

ペルージャのアトリエに、デッサンを習いに1ヶ月だけ通うことにした。
本当は6月に下見に行っていたのだけれど、
サルデーニャやスペインに行ったりして、結局こうして11月になってしまった。
生まれて初めて習うデッサン。

先生が「習ったことあるんじゃない?」と言ってくれた。
私は、にかっとから笑い。

絵を描く楽しさは、母といとこのおねえちゃんからもらったもの。
自己流で相変わらずへたっぴだけど、子供のころから絵を描くことが好きだった。
幼少期からずっと絵本が好きな私が描きたい絵は、
いつか撮れるようになりたい写真のように
ほっとしたり、にたっと笑ってもらえるような絵。

でも、私の生真面目さが影のようにこっそり忍び寄ってきて
心から没頭して楽しんで描くことよりも、技術もないのに上手く描こうと背伸びして
結果、仕上がった絵は私のかけらがどこにも見当たらない
つまらない絵になってしまうことが多い。
大切なことは、自分を取り囲むものに、目の前にあるものに人に
愛情を、心を、注ぐこと。

写真も絵も、いっぱい撮って、いっぱい描いて、いっぱい試して
それって、結局、「自分探し」の行程なんだろうな。

毎週1回3時間。
私の心は鉛筆のさきに集中して、あっという間の3時間だった。

No.1
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by dolcissimokurobe | 2008-11-08 20:07 | L'album da disegno

Lago di Trasimeno

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日曜日、カタリーナと近くの湖Trasimenoにスケッチブックを持って出かけました。
Perugiaからはバスで1時間ちょっとのところにあります。
きっと夏は、湖に浮かぶ島への船も出て、観光客で賑わうのでしょうが
この季節は、ほとんど観光客もおらず、湖畔には愛を語り合う恋人たちや
自然と遊ぶためにやってきた家族連れや、のんびりとお散歩を楽しむ高齢の方達が
深まった秋をゆっくり味わっていました。

波止場の先に腰かけ、カタリーナと二人で湖畔の景色をもくもくとスケッチ。
途中、イタリア人の旅行グループが来て、おしゃべりして
またスケッチ再開。
背中にあたるお日様の暖かい陽が心地よく、湖の水面がきらきら輝いて
二人のスケッチするサラサラという音だけが聞こえてきます。

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by dolcissimokurobe | 2007-10-27 22:49 | L'album da disegno