妹との旅行

昨日、妹は日本に向けて発ち、私は愛情の染み込んだペルージャに帰ってきた。
妹を案内するはずが、かなり自分も楽しんでしまったけど。
ローマ、ペルージャ、アッシジ、フィレンツェ、シエナ、ヴェネツィア。
何度も足を運んだ街ばかりだけど、
今回がイタリア初めてという妹がいるので、ゴールデンコースを辿り
気がつけば、初めてイタリアに来た大学4年生の卒業旅行を思い出していた。

23歳の時に、初めてイタリアに出会ってから8年間。
私の20代は、ずっとそばにイタリアがあったような気がする。
恋に落ちて、憧れて憧れて、少し近づいて、また恋に落ちて。
近づこうと努力した分、また違う魅力をイタリアはいつも見せてくれる。
きっと、これから何十年経っても、ずっと好きでいるんだろうな。
好きである時間が長くなればなるほど、イタリアに対する愛も大きく育って
自分が熟成した分、もっとイタリアを知ることができる。

これを恋と言わず何と言う?!


自称潔癖症、ちょっと時々神経質の妹は、
初め「日本なら・・・」「日本の味は・・」「日本のサービスは・・・」を連発していたので
ちょっとがっかり。
確かに、日本は何でも「世界最小、最軽量、最速」(ゆうこちゃん談)で、
お客様は神様で、さらに鉄道の遅延も許さない。
日本のモノサシを、そのままイタリアに持ってきたら、絶対楽しめるわけがない。
でも、イタリアには、日本にないモノサシが沢山ある。
家族でゆっくりお昼ごはんを楽しむ「豊かな美味しさのモノサシ」、
日曜日に広場でお喋りする「のんびり時間のモノサシ」、
鉄道が遅延しても、相席した人とお友達になっちゃう「友人の輪のモノサシ」などなど。

それぞれの国が、それぞれの個性が光るモノサシを持っている。
だから、旅行は楽しい。
世界遺産に登録されたから、有名な観光地だから、じゃなくて
自分の目で、自分だけの宝物を見つけようとしたら
きっともっと、その国を好きになるんじゃないかな。

妹に伝えたかったのは、そういうこと。
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by dolcissimokurobe | 2008-10-23 23:57 | Il viaggio
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