Perugia近郊の街、Gubbioへ。

今週末は、SanMarino共和国とUrbinoに行くはずだったのですが、
ここPerugiaからの交通の便が悪く、そんなに遠くないのに5時間以上片道に
掛かることが分かって、今回は断念することにしました。

さてGubbioですが、同じUmbria州にある小さな町で、山の上に位置しているため
Perugiaのように沢山の坂道があり、高い丘に所狭しと歴史ある建物が群立していて、
静かで情緒ある雰囲気が漂う古い街並みが広がります。
清貧を重んじたフランチェスコ派の祖、聖フランチェスコゆかり地でもあり、
かつて町を脅かした狼に説教して町を救ったという伝説が残っています。
この町はそれこそガイドブックに載っていないようなところですが、
Informationで町の資料と地図をもらい町の概観を眺めていると、
訪ねたくなるような教会や美術館、史跡がたくさん!!
なだらかな山々に囲まれ、山の稜線が遠くなるほど遠近法のように薄らいでいく様。
広い空に盆地のような地形の場所に暖色系のレンガや屋根の色が映え、
建物に華を添える可愛らしい窓辺の花壇や陶器の絵皿達。
中部イタリア特有のこの景色が私は大好きです。

一番初めに訪れたのは、町で最も重要な場所、Duomo。
イタリアでは、どの町にもDuomoまたはCatedolareがあり、
大切な儀式ミサがある日だけでなく、日常祈りを捧げるためにも人々が
集まる場所です。Duomoの装飾や大きさは、町の現在の規模には関係なく、
かつての繁栄を如実に表すものです。
中世文字が読めない民衆の人たちにもキリストの教えが伝わるように、
たいてい内部は油絵やテンペラ画、フレスコ画で飾られています。
ステンドグラスや金で装飾された華やかで絢爛な教会もありますが、
イタリア独特の、優しい色彩のフレスコ画が好きですね。
個人的感想だと、大抵大切な内陣・後陣は豪華だけれど、面積の最も広い側廊は
意外に質素だという場合が多いように感じます。時にそれをアンバランスだなぁ
なんて罰当たりに思うことも。
でも、ここGubbioのDuomoは全てがうまく調和されてるんです。
豪華な部分と質素な部分の継目の役目を果たしてるのが、
カラフルで複雑な幾何学模様。側廊の壁、重要な絵画の周りには、
フレスコ画で窓辺に立つ聖人が描かれ背後には中世イタリアの風景が
広がっています。重要な絵画がより引き立つように計算されているわけです。
この他にも、SanFrancesco教会、SanDomenico教会を訪ねて、締めくくりに
この辺りで名産のCeramiche(陶器)の美術館にも足運びました。
陶器の絵皿は食べ物を載せたり、テーブルを飾るためのものというより、
宗教的な主題を扱っていたり、肖像画のように大切な人物が描かれていて、
絵画のように壁に飾られるためのものだったようです。
なかなか知られていないけれど、見所の多い町、Gubbio。
中部イタリアに来た際には、是非足を運んでみてください。c0134035_48226.jpg
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by dolcissimokurobe | 2007-10-21 21:54 | Il viaggio
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