写真

イタリアに行く前にカメラが欲しいと、G7を購入したのが1年半前。
それから、ゆっくりのんびりだけれど、自分の撮りたいものに向かって少しずつ
道に迷いながら歩いているような、そんなふうにしてシャッターを切っている。

現代美術の先生が、「興味あったらMostra(展覧会)に一緒に出してみる?」と。
「気に入ってる写真いくつかピックアップしてみて。日本で撮った写真もある?」
いろいろ話してるうちに、どうやら私の写真に興味があるんだか
アジア女性としての私に興味があるんだかわからなくなってきたけど
展覧会の話が本当なら出してみたい気もする。

イタリアで撮った日常風景の写真は、日本の友達に少しばかり評価してもらっても
イタリア人にとっては、普通すぎるだろう。
ブログに載せてる写真は、イタリア人にとっては何の面白味もない写真かもしれない。

去年ブログをつくってからの写真を全部見返してみた。

偶然撮れた一枚。
すこしは狙って撮った一枚。
狙ったけどブレブレな一枚。
思わず通り過ぎそうになったけど、ファインダーを覗いたらかっこよかった一枚。

私らしい写真って何だろう。

街を歩きながら何気なくシャッターを切れば、それはイタリアの風景。
イタリア人にとっては、ごく普通の、誰が撮っても同じに見えるかもしれない風景。
私の「!!」という気持ちを注いでも、なかなか見えてこない私らしさ。

それでも、それなりの枚数の写真を眺めていると
写真の中に浮かび上がる私だけが知っている、その瞬間の気持ち。
心の一しずくを混ぜて撮った一枚は、やっぱり愛着がある。
それだけで、私らしい写真といえるんだろうか。

今回の展覧会話がなかったら、こんなこと考えなかった。
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by dolcissimokurobe | 2008-11-02 00:54 | Il cuore
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